最近、瞑想などのメンタルトレーニングが流行っています。
私も仕事を始める前に瞑想を行う習慣を取り入れました。
スポーツ選手の中には専属のメンタルトレーナーを雇っている人も少なくありません。
それだけ、精神面はパフォーマンスに影響を与えるということなのでしょうか。
今日は成功者と言われる方達がメンタルトレーニングを日々の生活に取り入れる理由について解説します。
脳の仕組み
メンタルトレーニングが重要視される理由は脳の仕組みが大きく関係しています。
人の行動は脳からの指令で行われるものであり、脳は体の司令塔です。
脳のメカニズムはまだまだ未解明な部分が多いのですが、最近は新たな発見がたくさんあり、脳科学者と言われる方の活躍をよく目にします。
メンタルに大きな影響を与える脳の仕組みを知り、その仕組みを利用して利用の自分を磨き上げましょう!!
潜在意識は強力な足枷となる
脳は過去の経験から自分自身に限界や制限を作ります。
幼少期に起きた出来事や経験の積み重ねが大人になってもその人の行動に影響を与えます。
「エレファントシンドローム」という話を聞いたことがありますか?
子供の象は鎖と足枷をかけて杭に括り付けられるとその鎖の範囲しか行動範囲がありません。
子供の象ではその鎖や杭を壊す力もなく、自分の行動範囲は鎖の直径であると認識します。
そして、そのまま大人になった象は自らの力で簡単に鎖や杭を壊すことができるのにそれをしません。
決して自由になりたくない訳でないのに、過去の経験から「自分にはできない」と思い込んでいるんです。
これは、決して動物の話ではなく、人にも当てはまります。
人も過去の経験から「自分にはできない」「そんな能力はない」と思い込んでいる場合が多いです。
自分の能力に足枷をかけて努力することを怠ってはいないでしょうか?
自分がやりたいこと、成功した姿を日々イメージすることで潜在意識を書き換えていきましょう。
簡単に成果は出ないですが、初めから諦めてしまうことはとても勿体無いです。
特に若いうちは失敗しても何度でも取り戻すことができるのでぜひチャレンジすることを忘れないでください。
現実とイメージを区別できない
脳は現実起こったことと脳内でイメージしたことを区別することができません。
自分が成功した姿をイメージするとそれは実際に起こったことと同じように記憶します。
つまり、繰り返し成功したイメージをすれば脳はそれを実際に起こったことと記憶することで成功体験を積むことができます。
趣味として読書が薦められる理由の一つに成功者の実体験を自分の実体験のように記憶することができるからということがあります。
イメージトレーニングで日々理想の自分や、成功した姿を想像することで成功体験を重ねれば、それは自分の自信につながります。
ポジティブな感情が生まれて自己肯定感も高まります。
このような脳の仕組みからメンタルトレーニングは効果的であると言われています。
ぜひ、寝る前や朝一番に理想の自分をイメージしましょう!
言霊に引き寄せられる
「成功するぞ!」と「失敗しないぞ!」は意味は同じです。
しかし、脳はこの文脈ではなく「成功」「失敗」という言葉で認識します。
つまり、ポジティブなつもりで発した言葉も脳はネガティブに捉えてしまうということです。
例えば、「健康になるぞ」と「病気にならないようにするぞ」では前者では「健康」を後者では「病気」を脳はイメージします。
したがって、普段から意識してなるべくポジティブな言葉を使うようにしないとせっかくプラスのイメージしようとしても脳はネガティブな言葉に引き寄せられてしまいます。
また、自分の発する言葉は脳に強く意識されますので常に自分が使う言葉には注意しましょう。
メンタルトレーニングやイメージトレーニングの際にもこれを意識して自分に語りかけましょう。